音楽を流しながらの葬儀という形

2019年11月10日
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音楽と葬儀を関連付けるのが、最近の自由葬です。「自分のときにこの曲を流してほしい」など、生前に希望する方もいらっしゃいます。中には、読経を伴わずに音楽を中心に新しい形式が話題を集めています。これは、国際結婚による文化の違いも大きいようです。

故人の希望を会葬者が理解してくれることもポイントでしょう。尊重されるのはやはり家族葬であり、自由葬です。故人とゆかりのある音楽をBGMとして流すのですが、趣味や趣向によってはピアノや合唱など、生演奏による葬儀も行われています。

もちろん、作曲家であったのなら、生前に演奏した原曲を流すことも不可能ではありません。一般的には10曲ほどを選曲しておき、故人について紹介する場面、弔電や献花のタイミング、出棺のタイミングなどに流すようです。

注意しておきたいのは、そのジャンルでしょう。場違いとなるのは、アニメソングやアイドルが歌って踊るなど、ノリのよいジャンルです。悲しみに打ちひしがれる中、曲目からしても理解に苦しむ内容のものは避けましょう。

ですが、故人との結びつきを日常生活に戻ってからも感じ取ることができるのは魅力でしょう。耳から入る曲がどこかで流れるたび、故人を思い出すキッカケになります。印象に残る内容にするために準備しておく方も少なくありません。生前葬があるくらいですから、終活で自身の葬儀に合うものを選曲しておくのも有りでしょう。

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